

膝を曲げていく途中で、何かに引っかかる。あるいは、そこで一瞬止まる感じがある。
痛みはそれほど強くないので様子を見ているけれど、たまに膝が急に崩れそうになることがある。
この記事でいちばんお伝えしたいのは、引っかかりと崩れは、他の膝の症状とは扱いが違うということです。
痛みの強さで判断しないでください。強く痛まなくても、確認しておいたほうがよい種類のサインです。
なぜ「引っかかり」は扱いが違うのか

動きが物理的に邪魔されているサインです
膝の中には、クッションの役割をする組織があります。ここに傷がついてめくれると、曲げ伸ばしのたびに関節のあいだに挟まることがあります。
これが引っかかりの正体であることが少なくありません。筋肉の張りや疲れでは、こういう出方はしません。
痛みの強さと、深刻さは比例しません
ここが誤解されやすいところです。
「そんなに痛くないから大丈夫」という判断は、この症状には当てはまりません。挟まっている瞬間は痛くても、外れれば楽になるので、様子を見てしまう方が多いのです。
しかし引っかかりが続くと、そのたびに関節の表面がこすられます。放っておいて自然に元通りになる種類のものではありません。
「膝が崩れる」はさらに急ぎます
歩いていて膝がガクッと抜ける、力が入らなくなる。これは膝の安定性そのものが損なわれている可能性があります。
転倒につながるので、この症状がある方は、この記事を読み終えたらすぐ受診してください。
自分で確かめられる3つのこと
受診の前に整理しておくと、話が早く進みます。
① どの角度で引っかかりますか
椅子に座って、膝をゆっくり伸ばしていってください。途中のどのあたりで引っかかるかを確かめます。
伸ばしきる手前なのか、深く曲げたときなのか。「ここで引っかかる」と角度で言えると、それだけで大きな手がかりになります。
痛みが強く出る場合は、無理に繰り返さないでください。1〜2回で十分です。
② 完全に伸ばしきれますか
両脚を前に投げ出して座り、膝の裏が床につくまで伸ばせるかを左右で比べてください。
痛くないほうの膝は床につくのに、痛むほうは浮いてしまう。この左右差があるなら、何かが挟まって伸ばしきれていない可能性があります。
③ 音がしますか
ここは誤解が多いので、分けて考えてください。
- ポキッ、パキッという単発の音だけで痛くない … 多くの場合、心配は要りません
- ゴリッ、コリッという音と一緒に痛みや引っかかりがある … 確認したほうがよいサインです
音そのものより、痛みや引っかかりを伴うかどうかで見てください。
やってはいけない3つのこと
① 引っかかりを外そうと、無理に動かす
いちばんやってしまいがちなのがこれです。
挟まっているものを力ずくで外そうとすると、関節の表面を傷つけます。ゆっくり戻して、動かせる範囲で止めてください。
② 痛くないからと放置する
先ほども書きましたが、この症状は痛みの強さで判断できません。数週間続いているなら、痛みが軽くても確認してください。
③ サポーターで乗り切ろうとする
サポーターは膝を安定させますが、中で何が起きているかを教えてはくれません。つけていれば動けてしまうぶん、受診が遅れます。
使い方は膝サポーターの使い方をまとめた記事にまとめていますが、引っかかりがある場合は、サポーターより先に受診です。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
次のどれかに当てはまる場合は、その日のうちに医療機関を受診してください。整骨院ではなく、病院です。
- 曲げ伸ばしの途中で完全に動かなくなる(ロックする)
- 歩いていて膝が急に崩れる、力が抜ける
- 膝が明らかに腫れている、熱をもっている
- スポーツ中や転倒で、外から強い力が加わったあとの症状
- 体重をかけられないほど痛む
- 膝を完全に伸ばせない状態が続いている
整骨院では画像を撮れません。この症状に関しては、まず整形外科で確認していただくのがいちばん確実です。詳しくは整形外科と整骨院の役割の違いをまとめた記事をご覧ください。
「異常なし」と言われた場合
画像で確認して「手術の対象ではない」「様子を見ましょう」と言われた。ここからが整骨院の出番です。
引っかかりが強くない場合、膝の動きが硬くなっていることで、動きの途中に詰まりが出ていることもあります。この場合は、股関節や足首の動き、膝まわりの筋肉のバランスを整えていくことで変わる方がいらっしゃいます。
脚の形が関わることもあるので、O脚と膝の痛みの関係をまとめた記事もあわせてご覧ください。
まとめ
- 引っかかりと崩れは、他の膝の症状とは扱いが違います
- 痛みの強さで判断しないでください。強く痛まなくても確認が必要なサインです
- 確かめること … どの角度で引っかかるか/完全に伸ばしきれるか/音に痛みが伴うか
- 音だけで痛くないなら、多くの場合は心配ありません
- やらない … 無理に外そうとする/痛くないからと放置/サポーターで乗り切る
- 動かなくなる、膝が崩れる場合は、その日のうちに医療機関へ
- 「手術の対象ではない」と言われた段階から、整骨院がお手伝いできます
よくいただく質問
Q. 膝からポキポキ音がしますが、痛みはありません。放っておいて大丈夫ですか。
A. 痛みも引っかかりもなく、音だけであれば、多くの場合は心配のいらないものです。関節の中の圧力の変化などで音が出ることがあり、それ自体が悪いわけではありません。気にしていただきたいのは、音そのものより「痛みや引っかかりを伴うかどうか」です。ゴリッという音と一緒に痛みが出る、その瞬間に動きが止まるといった場合は、一度確認されることをおすすめします。
Q. 引っかかりはたまにしか出ません。それでも受診したほうがいいですか。
A. 頻度が低くても、一度確認されることをおすすめします。理由は、この症状が「時間が経てば自然に元通りになる」種類のものではないからです。頻度が低いうちは日常に困らないので様子を見てしまいますが、そのあいだも引っかかるたびに関節の表面はこすられています。受診の際は、この記事の3つ——どの角度で出るか、伸ばしきれるか、音に痛みが伴うか——を整理してお伝えいただくと、話が早く進みます。
立川で膝の引っかかりにお悩みの方へ

引っかかる感じや、膝が急に崩れる感じは、整骨院で様子を見るより先に、画像で確認していただいたほうがよい種類のサインです。まず確かめる、というのがこの記事の立場です。
いきげん整骨院では、医療機関で確認していただいたほうがよい場合は、その理由をはっきりお伝えします。そのうえで「手術の対象ではない」と言われた段階から、膝に負担が集まる理由を一緒に整理していきます。
はじめてご相談いただく方の流れ
1いつ、どんなときに引っかかるかを伺います 出る角度、頻度、崩れる感じの有無まで
2膝だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、歩き方や立ち方のクセまで
3ご説明と、次の一歩まで 受診をおすすめする場合は、その理由もお伝えします
お名前と「膝の引っかかりについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 明らかな腫れ、曲げ伸ばしの途中で引っかかって動かなくなる、膝が急に崩れる、外から強い力が加わったあとの痛みがある場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
