

「O脚だから、膝が痛いのは仕方ない」
そう言われたことはありませんか。あるいは、ご自身でそう思っていませんか。
たしかにO脚と膝の痛みには関係があります。ただ、「O脚だから痛い」ではなく、「O脚だと、膝の内側に体重が集まりやすい」というのが正確なところです。
ここが分かると、やることが変わります。脚の形を変えなくても、負担の集まり方は変えられるからです。
O脚だと、膝のどこに負担が集まるのか

体重の通り道が、内側にずれます
まっすぐな脚では、体重は膝のほぼ中央を通って足へ抜けていきます。
ところがO脚では、脚が外に張り出すぶん、体重の通り道が膝の内側寄りにずれます。すると、内側だけに繰り返し負担がかかります。
膝の痛みで最も多いのが内側なのは、これが理由のひとつです。日本人にはO脚傾向の方が多いという背景もあります。
ただし、O脚の人が全員痛くなるわけではありません
ここが大事なところです。
同じくらいのO脚でも、痛む方と、まったく平気な方がいます。形そのものが痛みを決めているわけではない、ということです。
では何が違うのか。その形のまま、どう体重を乗せて動いているかです。同じO脚でも、お尻の横の筋肉が働いていれば内側への集中は減りますし、足首が動けば衝撃も逃げます。
だから「O脚だから仕方ない」で止めなくていいのです。
内側が痛む場合は、O脚以外の理由もあります
膝の内側の痛みは、O脚だけが原因とは限りません。痛む高さによって考えることが変わります。
詳しくは膝の内側が痛いときの4つの原因をまとめた記事をご覧ください。関節の高さなのか、そこから4〜5cm下なのかで、話が変わってきます。
自分で確かめられる3つのこと
① 膝の間に指が何本入るか
両足の内くるぶしをつけて、まっすぐ立ってください。そのとき左右の膝のあいだに、指が何本分のすき間があるかを見ます。
指1〜2本ならごく軽度、3本以上あるとO脚の傾向がはっきりしています。ただし、すき間の大きさと痛みの強さは比例しません。数字に一喜一憂しないでください。
② 靴底の外側だけがすり減っていないか
よく履く靴を裏返して、かかとの外側の縁がすり減っていないかを見てください。
O脚傾向の方は、着地のときに足の外側から入ることが多く、外側が減ります。外側に痛みが出ている方は膝の外側が痛いときの原因をまとめた記事もあわせてご覧ください。左右で減り方が違えば、体重の乗せ方に差があるということです。
③ 片脚立ちが何秒できるか

壁の横に立って、いつでも手をつける状態で、片脚立ちをしてみてください。
ふらつかずに10秒立てるかが目安です。左右で差があれば、支える力に偏りがあります。O脚で膝の内側に負担が集まる方は、この片脚立ちが苦手なことが多いです。
転びそうになったら、すぐやめてください。無理はしないでください。
今日からできること
お尻の横を使えるようにする
O脚で膝の内側に負担が集まる背景には、お尻の横の筋肉が働いていないことがよくあります。ここが働くと、片脚で立ったときに膝が内側へ流れにくくなります。
横向きに寝て、上の脚をゆっくり天井方向へ持ち上げる。10回×2セット。反動をつけず、上げすぎないのがコツです。
足首を動かす
足首が硬いと、着地の衝撃が膝へそのまま届きます。座ったまま、かかとを支点につま先を上下に動かす。20回で十分です。
歩幅を少しだけ狭くする
現場での実感ですが、歩幅を広げようとする方ほど、着地の衝撃が増えています。大股で速く歩くより、いつもより少し歩幅を狭くしたほうが、膝には楽です。
やってはいけない3つのこと
① 脚を無理やり内側に寄せる矯正
ベルトで縛る、力ずくで押さえるといった方法は、膝や股関節に別の負担をかけます。脚の形は骨の並びの結果なので、外から押して変わるものではありません。
② 「O脚だから」で受診をやめる
いちばん心配なのがこれです。O脚は、痛みの理由を全部説明してくれるわけではありません。腫れている、引っかかる、急に強くなったといった場合は、O脚とは別に確認が必要です。
③ 痛いのに歩数を増やす
健康のために歩くのは良いことですが、痛みが出ている時期に歩数を増やすと、内側への負担が積み重なります。まず痛みが落ち着いてからにしてください。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
次のどれかに当てはまる場合は、その日のうちに医療機関を受診してください。
- 膝が明らかに腫れている、熱をもっている
- 曲げ伸ばしの途中で引っかかって、動かなくなる
- 歩いていて膝が急に崩れる(力が抜ける)
- 短期間で急にO脚が進んだ、または左右差が大きくなった
- 体重をかけられないほど痛む
- 発熱をともなう膝の痛み
膝がぐらつく感じがある方は膝サポーターの使い方をまとめた記事もあわせてご覧ください。
まとめ
- O脚だと体重の通り道が内側にずれ、膝の内側に負担が集まりやすくなります
- ただし同じO脚でも、痛む方と平気な方がいます。形そのものが痛みを決めているわけではありません
- 違うのは「その形のまま、どう体重を乗せているか」。だから「仕方ない」で止めなくていいのです
- 確かめること … 膝のすき間の指の本数/靴底の外側の減り/片脚立ち10秒
- 今日からできること … お尻の横を使う/足首を動かす/歩幅を少し狭くする
- やらない … 無理な矯正/「O脚だから」で受診をやめる/痛いのに歩数を増やす
- 腫れ、引っかかり、膝が崩れる場合は、その日のうちに医療機関へ
よくいただく質問
Q. O脚は、施術で治りますか。
A. 「まっすぐな脚に変える」という意味であれば、正直にお答えすると難しいです。脚の形は骨の並びによるところが大きく、外から押して変わるものではありません。ただし、膝の内側への負担の集まり方は変えられます。お尻の横が働くようになる、足首が動くようになるだけで、同じ形のままでも膝にかかるものは変わります。当院がお手伝いできるのはそちらです。形を変えると約束はできませんが、痛みの出方が変わる方は多くいらっしゃいます。
Q. 子どものO脚も気にしたほうがいいですか。
A. 小さなお子さんの脚は、成長にともなって形が変化していきます。歩き始めの頃はO脚気味で、その後X脚寄りになり、就学前後で落ち着いていくのが一般的な流れです。そのため、年齢によっては様子を見てよい場合が多いです。ただし、左右差が大きい、痛みを訴える、歩き方が急に変わったといった場合は別です。その場合は整骨院より先に、小児科か整形外科でご相談ください。
立川でO脚と膝の痛みにお悩みの方へ

O脚そのものを「治す」ことが目的ではありません。大事なのは、O脚のせいで膝のどこに負担が集まっているのかを知って、そこを減らしていくことです。
いきげん整骨院では、脚の形そのものより「その形で、どう体重を乗せているか」を確認します。「O脚だから仕方ない」と言われてきた方こそ、一度ご相談ください。
はじめてご相談いただく方の流れ
1どこが、どんなときに痛むかを整理します 痛む位置、出るタイミング、左右差まで
2膝だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、立ち方や歩き方のクセまで
3ご説明と、続けられるケアまで 形を変えるより、負担のかかり方を変える形に落とします
お名前と「O脚と膝の痛みについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 明らかな腫れ、曲げ伸ばしの途中で引っかかって動かなくなる、膝が急に崩れる、外から強い力が加わったあとの痛みがある場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
