

膝サポーターを買ってはみたものの、こんな疑問が残っていませんか。
一日中つけていていいのか。つけっぱなしだと筋肉が弱るという話も聞く。そもそも、いつまで使えばいいのか。
結論から申し上げます。つけっぱなしは、おすすめしません。ただし「サポーターが悪い」という意味ではまったくありません。使う場面を決めれば、とても有効な道具です。
この記事では、いつ使い、いつ外すのか、そして巻く位置と選び方を、立川の整骨院の立場からまとめました。
なぜ「つけっぱなし」がおすすめできないのか

サポーターは、負担が集まる理由を変えません
サポーターの役割は、膝のぐらつきを減らし、動きを安定させることです。これは確かに効果があります。つけると楽になるのは、気のせいではありません。
ただし、楽になっているのは「支えを外から足しているから」です。なぜその膝に負担が集中しているのか、という部分は何も変わっていません。
つまりサポーターは、痛みを減らす道具であって、原因を扱う道具ではないということです。ここを分けて考えられると、使い方の判断がしやすくなります。
「筋肉が弱る」は、半分正しく半分は誤解です
よく言われる話ですが、正確ではありません。
サポーターをつけただけで筋肉が痩せるわけではありません。数日つけたくらいでは何も起こりません。
起きるのは別のことです。楽に動けるようになると自分の体で支える機会が減り、その使い方に慣れてしまう。そして外したときに不安になり、また戻す。これが数か月続くと、外せない状態になります。
問題は道具ではなく、使い続ける期間が決まっていないことです。
もうひとつ、見落としが起きます
現場での実感として、こちらのほうが心配です。
サポーターで痛みが隠れると、本当は確認したほうがよかった症状に気づけないことがあります。とくに、曲げ伸ばしで引っかかる、膝が急に崩れる、腫れているといった場合です。
つけていれば何とか動けてしまうので、受診が遅れます。これがいちばん避けたいところです。
いつ使い、いつ外すのか

使ってよい場面
- 長く歩く日、立ちっぱなしの日 … 旅行、イベント、繁忙期など
- 階段や坂道が続くと分かっているとき
- 痛みが強く出ている時期 … 数日〜数週間の一時的な使用
- 不安で動けなくなっているとき … 動かないほうが不利になるので、動くための助けとして
最後の項目は意外に大事です。痛みが怖くて動かないでいると、支える力はもっと落ちます。動くために使うなら、サポーターは前向きな道具です。
外したほうがよい場面
- 家の中で座って過ごしているとき … 負担がかかっていないので必要ありません
- 寝ているとき … 血のめぐりを妨げます。基本的に外してください
- お風呂上がりや、痛みが落ち着いている日
目安としては、「今日は膝を使うと分かっている日につける」という考え方です。何もない日までつけていると、外せなくなる方向に進みます。
いつまで使うのか
期限を決めてください。2〜3週間を一区切りにして、そこで一度外して過ごす日を作ってみることをおすすめします。
外して歩けるなら、使う日を減らしていける段階です。外すと不安で歩けない状態が続くなら、サポーターとは別のところに手を打つ必要があります。
巻く位置と、選び方

位置がずれていると、効きません
いちばん多い間違いが「上げすぎ」です。太ももの側に寄っていると、膝の動きを支えられません。
目安は、お皿の中心にサポーターの穴(または中心)が来る位置です。膝を軽く曲げた状態で合わせてください。伸ばしきった状態で巻くと、曲げたときにずり下がります。
指が1本入るくらいの締め具合が目安です。締めすぎると血のめぐりを妨げ、かえって重くなります。
痛む場所によって、選ぶものが変わります
膝のどこが痛むかで、必要なものが違います。
内側が痛む方は膝の内側が痛いときの4つの原因をまとめた記事を、外側が痛む方は膝の外側が痛いときの原因をまとめた記事を先にお読みください。どこが痛むかが分かっていないと、サポーターも選べません。
迷ったら、持ってきてください
すでにお持ちのサポーターがあれば、そのままお持ちいただければ、合っているか、巻く位置は適切かをその場で一緒に確認します。買い直しをおすすめすることは、あまりありません。
やってはいけない3つのこと
① 寝るときもつけたままにする
血のめぐりを妨げます。朝起きたときに脚がむくんでいる、しびれる感じがある方は、まずここを疑ってください。
② きつく締めれば効くと思う
締めるほど支えられる気がしますが、指が1本入らないほど締めるのはやりすぎです。血のめぐりが落ちて、外したあとにかえって重くなります。
③ 痛みが強いのに、サポーターだけで乗り切ろうとする
いちばん心配なのがこれです。目安は2週間。サポーターをつけても2週間で変わらない、または悪くなっているなら、一度きちんと確認してください。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
次のどれかに当てはまる場合は、サポーターで様子を見ずに、その日のうちに医療機関を受診してください。
- 膝が明らかに腫れている、熱をもっている
- 曲げ伸ばしの途中で引っかかって、動かなくなる
- 歩いていて膝が急に崩れる(力が抜ける)
- スポーツ中や転倒で、外から強い力が加わったあとの痛み
- 体重をかけられないほど痛む
- 発熱をともなう膝の痛み
どこに相談すべきか迷う方は整形外科と整骨院の役割の違いをまとめた記事もご覧ください。腰痛を例にしていますが、考え方は膝でも同じです。
まとめ
- つけっぱなしはおすすめしません。ただしサポーターが悪いのではなく、使う場面を決めていないことが問題です
- サポーターは痛みを減らす道具であって、原因を扱う道具ではありません
- 「筋肉が弱る」は誤解。実際に起きるのは外せなくなることです
- 使う … 長く歩く日、階段が続く日、痛みが強い時期、不安で動けないとき
- 外す … 家で座っているとき、寝るとき、痛みが落ち着いている日
- 巻く位置はお皿の中心。上げすぎに注意。指1本入る締め具合で
- 2〜3週間を一区切りにして、外して過ごす日を作ってみてください
- 腫れ、引っかかり、膝が崩れる場合は、サポーターで様子を見ずに医療機関へ
よくいただく質問
Q. サポーターをつけると筋肉が弱るというのは本当ですか。
A. つけただけで筋肉が痩せるわけではありません。数日使ったくらいでは何も起こりません。実際に起きるのは、楽に動けるぶん自分の体で支える機会が減り、その状態に慣れてしまうことです。そして外すのが不安になり、また戻す。これが数か月続くと外せなくなります。問題は道具ではなく、使う期間を決めていないことです。2〜3週間で一度区切って、外して過ごす日を作ってみてください。
Q. 市販のサポーターと、病院で作るものはどう違いますか。
A. 市販のものは既製サイズで、支える力もおだやかです。日常生活や長く歩く日の補助としては十分に役立ちます。医療機関で作る装具は、診断にもとづいて必要な支える力や角度を指定して作るもので、目的がそもそも違います。どちらが優れているという話ではなく、必要な段階が違います。市販のもので足りているかどうか分からない場合は、お持ちいただければ一緒に確認します。
立川で膝のサポーター選びにお悩みの方へ

サポーターは、つらい時期を乗り切るための道具としてはとても優秀です。ただ、負担が集まっている理由そのものを変えてはくれません。そこを分けて考えると、使いどころがはっきりします。
いきげん整骨院では、サポーターを外していける形を一緒に考えます。今お使いのものがあれば、そのままお持ちください。合っているか、巻く位置が適切かも含めて確認します。
はじめてご相談いただく方の流れ
1いつ、どんなときに痛むかを整理します サポーターをつけている時間と、外したときの違いも
2膝だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、歩き方や立ち方のクセまで
3ご説明と、続けられるケアまで どう使い、どう減らしていくかまで具体的にお伝えします
お名前と「膝のサポーターについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 明らかな腫れ、曲げ伸ばしの途中で引っかかる、膝が急に崩れる、外から強い力が加わったあとの痛みがある場合は、サポーターで様子を見ず、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。