
膝が痛いとき、サポーターとテーピング、どちらを使えばいいのか。
どちらも「支える道具」というイメージがありますが、できることが違います。そして、向いている場面も違います。
この記事では、2つの違いと使い分けを、立川の整骨院の立場からまとめました。
できることが違います

サポーター|全体を、均等に支える
サポーターは膝を筒状に包んで、全体を均等に支えます。
ぐらつきが減り、動きが安定します。誰でもすぐ着けられて、着脱も簡単。毎日使うものとして扱いやすいのが最大の利点です。
一方で、「ここだけ」という支え方はできません。内側が痛い人も外側が痛い人も、同じように全体を締めることになります。
テーピング|方向を決めて、狙って支える
テーピングは、貼る向きによって支える方向を変えられます。
内側に流れる動きを抑えたい、外側のこすれを減らしたい、お皿の動きを整えたい。目的に応じて貼り方を変えられるのが強みです。
一方で、正しく貼れないと効きません。ここが最大の弱点です。向きが違えば意味がなく、引っぱりすぎればかぶれます。そして毎回貼り直す手間がかかります。
並べると、こうなります
| サポーター | テーピング | |
|---|---|---|
| 支え方 | 全体を均等に | 方向を決めて狙って |
| 手軽さ | 誰でもすぐ着けられる | 貼り方を覚える必要がある |
| 繰り返し | 洗って何度でも | 1回ごとに使い捨て |
| 持続 | 外せば終わり | 2〜3日貼っていられる |
| 向いている場面 | 長く歩く日、日常の不安 | 特定の動きを抑えたいとき |
どちらを選ぶか|3つの質問
① 痛む場所が、はっきりしていますか
- 指1本で「ここ」と示せる … テーピングが向いています
- 膝全体がなんとなく不安 … サポーターが向いています
場所がはっきりしているなら、狙って支えられるテーピングのほうが理にかなっています。
場所の見分け方は膝の内側が痛いときの4つの原因をまとめた記事をご覧ください。
② 毎日使いますか、それとも特定の日だけですか
- 毎日、通勤や家事で使いたい … サポーター。着脱が簡単で、洗って繰り返せます
- 試合の日、長距離を歩く日だけ … テーピング。その日の目的に合わせて貼れます
③ 自分で貼れますか
ここが現実的な分かれ目です。
テーピングは、正しく貼れなければ意味がありません。動画を見て自己流で貼っても、向きが違えば効きません。
一度、貼り方を教わってから使うことをおすすめします。当院でもお伝えしていますし、その場で一緒に貼ってみることもできます。
両方使ってはいけないのですか
併用しても構いません。ただし同時に重ねると締めつけが強くなりすぎるので、注意してください。
おすすめは場面で使い分けることです。普段はサポーター、特に負担がかかる日はテーピング。こういう形が現実的です。
どちらにも共通する、大事なこと
期間を決めてください
ここは両方に当てはまります。
どちらも、負担が集まっている理由そのものを変えてはくれません。外から支えを足しているだけです。
2〜3週間を一区切りにして、一度使わずに過ごす日を作ってみてください。使い方の詳しい考え方は膝サポーターの使い方をまとめた記事にまとめています。
かぶれに注意してください
テーピング特有の注意点です。
同じ場所に貼り続けると、かぶれます。2〜3日で一度はがし、肌を休ませてください。かゆみや赤みが出たら、その時点でやめてください。
はがすときは、ゆっくり、毛の流れに沿って。勢いよくはがすと皮膚を傷めます。
痛みが強い時期は、道具より先に確認を
腫れている、引っかかる、膝が崩れる。こうした場合はどちらの道具を使うかを考える前に、確認が必要です。
詳しくは膝の曲げ伸ばしで引っかかる方向けの記事をご覧ください。
やってはいけない3つのこと
① きつく締めれば効くと思う
サポーターは指が1本入る締め具合が目安です。テーピングも引っぱりすぎると血のめぐりを妨げます。
どちらも、締めるほど効くわけではありません。
② 寝るときもつけたままにする
サポーターは基本的に外してください。テーピングは貼ったままでも構いませんが、かゆみが出たら外してください。
③ 道具だけで乗り切ろうとする
いちばん心配なのがこれです。つけている間だけ楽で、外すと戻る状態が数週間続いているなら、別の手を考えるタイミングです。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
次のどれかに当てはまる場合は、道具で様子を見ずに、その日のうちに医療機関を受診してください。
- 膝が明らかに腫れている、熱をもっている
- 曲げ伸ばしの途中で引っかかって、動かなくなる
- 歩いていて膝が急に崩れる(力が抜ける)
- 体重をかけられないほど痛む
- スポーツ中や転倒で、外から強い力が加わったあとの痛み
- テーピングで強いかぶれや水ぶくれが出た
まとめ
- サポーターは全体を均等に支える。テーピングは方向を決めて狙って支える
- 選び方 … 痛む場所がはっきりしているか/毎日か特定の日だけか/自分で貼れるか
- 場所がはっきりしているならテーピング、全体が不安ならサポーターが向いています
- テーピングは正しく貼れなければ意味がありません。一度教わってから使ってください
- 併用も可。ただし同時に重ねると締めつけが強くなりすぎます
- どちらも負担が集まる理由そのものは変えてくれません。2〜3週間で一区切りを
- テーピングは2〜3日ではがして肌を休ませる。はがすときはゆっくり毛の流れに沿って
よくいただく質問
Q. テーピングの貼り方を動画で見て、自分で貼ってみましたが変わりません。
A. 貼り方が合っていない可能性があります。テーピングは、貼る向きと引っぱり具合で効き方がまったく変わります。同じ「膝のテーピング」でも、内側の負担を減らすものと、お皿の動きを整えるものでは貼り方が違います。ご自身の膝がどこに負担が集まっているかが分からないまま貼ると、狙いがずれてしまいます。一度、実際に膝を見せていただければ、目的に合った貼り方をその場でお伝えします。覚えてしまえば、ご自宅でも貼れるようになります。
Q. スポーツ用と日常用で、選ぶものは変わりますか。
A. 変わります。スポーツで使う場合は、動きを止めすぎないことが大事です。がっちり固定するタイプだと、動きの妨げになって別のところを痛めることがあります。この場面ではテーピングか、動きを許容する薄手のサポーターが向いています。一方、日常で「不安だから支えたい」という使い方であれば、着脱が簡単で繰り返し使えるサポーターのほうが現実的です。競技の種類と、どの動きで痛むかを教えていただければ、具体的にお伝えできます。
立川で膝のサポーター選びにお悩みの方へ
どちらを使うかより、どちらも「外していける形」を一緒に考えることのほうが大事だと考えています。つらい時期を乗り切る道具として、上手に使ってください。
いきげん整骨院では、今お使いのサポーターをお持ちいただければ、巻く位置が合っているか確認します。テーピングは、必要な場面と貼り方をその場でお伝えします。
はじめてご相談いただく方の流れ
1いつ、どんなときに痛むかを伺います 使っている道具、つけている時間、外したときの違いまで
2膝だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、歩き方や立ち方のクセまで
3ご説明と、外していける形まで どう使い、どう減らしていくかまで具体的にお伝えします
お名前と「膝のサポーターとテーピングについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 明らかな腫れ、曲げ伸ばしの途中で引っかかって動かなくなる、膝が急に崩れる、外から強い力が加わったあとの痛みがある場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。