
雨が降る前の日に、決まって膝が重くなる。台風が近づくと痛みが強くなる。
家族に言っても「気のせいでしょう」と言われる。自分でも半信半疑のまま、毎回やり過ごしている。
この記事でまずお伝えしたいのは、天気で痛むこと自体は、気のせいではないということです。
そのうえで、天気は変えられないので、変えられるほうに手を打ちます。今日からできることを3つにまとめました。
なぜ天気で膝が痛むのか

効いているのは、雨そのものではありません
「雨の日に痛む」と言いますが、実際に関わっていると考えられているのは気圧の変化です。
だから雨が降る前日から痛むという方が多くなります。実際に降っているときより、降る手前のほうがつらい。この出方には理由があります。
台風が近づいているとき、季節の変わり目、寒冷前線が通過する日。気圧が大きく動くタイミングで出やすくなります。
関節の中と外の、バランスの問題です
関節の中には空間があります。外の気圧が下がると、相対的に中から押し広げる方向の力が働きます。
もともと関節の中に炎症や水分がある方は、この変化を感じやすいと考えられています。何もない膝より、すでに何かある膝のほうが反応する。ここが大事なところです。
ここがいちばん大事です
つまり、天気は「原因」ではなく「引き金」です。
同じ日に同じ気圧の変化を受けても、痛くなる方とならない方がいます。違うのは、その膝にもともと負担が集まっている場所があるかどうかです。
だから「天気だから仕方ない」で止めなくていいのです。引き金は変えられませんが、引き金を引かれる側は変えられます。
この考え方は夏の冷房でも同じです。冷房と膝の痛みの関係をまとめた記事もあわせてご覧ください。
自分で確かめられる2つのこと
① 天気の日「だけ」つらいですか
ここを切り分けてください。
- 天気が崩れる日だけつらく、晴れの日はまったく問題ない … 引き金の影響が中心です
- 普段からじわじわあって、天気の日に強まる … もともとある負担のほうが本体です
ご相談いただく方の多くは、後者です。この場合、天気と関係なく減らせる部分がかなりあります。
② 記録をつけてください(2週間)
手帳でもスマホのメモでも構いません。膝がつらかった日に印をつけるだけです。
2週間分たまったら、天気アプリの履歴と並べてみてください。
- 本当に天気の日と重なっているか
- 前日からか、当日からか
- 天気ではない日にもつらい日があるか
「思っていたより天気と関係なかった」と分かることもよくあります。その場合は、別の理由を探したほうが早いです。
記録があると、相談のときにも話が早く進みます。
今日からできる3つのこと
① 天気予報を先に見て、備える
つらくなってから対処するより、前もって動いておくほうが楽です。
気圧の変化を知らせてくれるアプリもあります。「明日は下がりそうだ」と分かっていれば、その日は無理な予定を入れない、湯船にしっかりつかる、といった準備ができます。
備えられるだけで、気持ちの負担がかなり減ります。
② 温めて、そのあと動かす
つらい日は、まず温めてください。ぬるめの湯に10〜15分。
そして温めた「あと」に、少し動かすところまでをセットにしてください。温めるのは、動かすための準備です。
座ったままかかとを上げ下げする、膝をゆっくり伸ばす。1〜2分で十分です。
温めるか冷やすかの判断は腰痛を温めるか冷やすかをまとめた記事と同じ考え方です。腫れや熱があるときは温めないでください。
③ つらい日でも、動く量をゼロにしない
ここがいちばん大事です。
天気の日に一日中横になっていると、支える力が落ちます。そして次に天気が崩れたとき、もっとつらく感じます。
距離を短くしてもいいので、家の中を歩くだけでも構いません。ゼロにしないでください。
やってはいけない3つのこと
① 「天気だから」で、普段のケアをやめる
この記事でいちばんお伝えしたいことです。
天気のせいにしてしまうと、変えられる部分まで手をつけなくなります。引き金は変えられませんが、引き金を引かれる側は変えられます。
② つらい日に、強くもむ
気圧で膝がつらい日は、すでに関節まわりが反応している状態です。そこへ強い刺激を足すと、翌日に響くことがあります。
③ 家族の言葉を気にして、我慢する
「気のせいでしょう」と言われて、言わなくなってしまう方がいます。
天気で痛むこと自体は、実際に起きていることです。我慢して動かなくなるほうが、結果的に不利になります。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
天気と関係なく、次のどれかに当てはまる場合はその日のうちに医療機関を受診してください。
- 膝が明らかに腫れている、熱をもっている
- 曲げ伸ばしの途中で引っかかって、動かなくなる
- 歩いていて膝が急に崩れる(力が抜ける)
- 天気が回復しても痛みが引かない
- 体重をかけられないほど痛む
- 発熱をともなう膝の痛み
とくに「天気が回復しても引かない」は、天気の話とは別に考える必要があります。
引っかかりがある場合は膝の曲げ伸ばしで引っかかる方向けの記事もご覧ください。
まとめ
- 天気で痛むこと自体は、気のせいではありません
- 効いているのは雨そのものではなく気圧の変化。だから降る前日からつらくなります
- 天気は「原因」ではなく「引き金」です。同じ日でも痛くなる方とならない方がいます
- まず切り分け … 天気の日だけか、普段からあって天気で強まるのか
- 2週間、つらかった日に印をつけて、天気の履歴と並べてください
- できること … 予報を先に見て備える/温めてから動かす/つらい日でも動く量をゼロにしない
- やらない … 天気のせいにして普段のケアをやめる/つらい日に強くもむ/我慢して動かなくなる
よくいただく質問
Q. 家族に「気にしすぎ」と言われます。本当に天気で痛むものなのでしょうか。
A. 天気で症状が変わると感じる方は多く、気圧の変化が関わっていると考えられています。ご自身の感覚は、気のせいで片づけなくて大丈夫です。ただ、ここで大事なのは「天気のせいだから仕方ない」で終わらせないことです。同じ気圧の変化を受けても、痛くなる方とならない方がいます。違うのは、その膝にもともと負担が集まっている場所があるかどうかです。まず2週間の記録をとって、本当に天気と重なっているかを確かめてみてください。記録があると、ご家族にも説明しやすくなります。
Q. 天気が悪い日は、何もしないで安静にしていたほうがいいですか。
A. 完全に安静にするのはおすすめしません。天気の日に一日中横になっていると支える力が落ち、次に天気が崩れたときにもっとつらく感じるようになります。おすすめは、まず温めて、そのあと少しだけ動かすことです。ぬるめの湯に10〜15分つかって、座ったままかかとを上げ下げする。これだけで構いません。距離を短くしてもいいので、動く量をゼロにしないでください。ただし、膝が腫れている、熱をもっているという場合は温めずに、その日のうちに受診してください。
立川で天気による膝の痛みにお悩みの方へ
天気で痛むこと自体は、気のせいではありません。ただ天気は変えられないので、変えられるほうに手を打ちます。「毎年この時期だけ」という段階でのご相談で構いません。
いきげん整骨院では、天気の日だけつらいのか、もともとある痛みが天気で強まっているのかを切り分けます。後者であれば、天気と関係なく減らせる部分があります。
はじめてご相談いただく方の流れ
1いつ、どんなときに強まるかを伺います 天気との関係、前日からか当日か、季節による違いまで
2膝だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、歩き方や立ち方のクセまで
3ご説明と、続けられるケアまで 天気の日の過ごし方と、普段からできることの両方に落とします
お名前と「天気と膝の痛みについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 明らかな腫れ、曲げ伸ばしの途中で引っかかって動かなくなる、膝が急に崩れる、外から強い力が加わったあとの痛みがある場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
