
「年だから仕方ないですね」
膝のことで相談したときに、そう言われたことはありませんか。
年齢が関わっているのは事実です。ただ、この言葉で話が終わってしまうと、本当は変えられるところまで「仕方ないもの」に含まれてしまいます。
この記事では、年齢で説明できる部分と、年齢では説明できない部分を分けてお話しします。後者にこそ、できることが残っています。
年齢で説明できること、できないこと

年齢とともに起こる変化はあります
関節のクッションは、長く使えば少しずつ変化します。筋肉の量も、何もしなければ年に少しずつ減っていきます。これは自然なことです。
ですので、「年齢は関係ありません」と言うつもりはありません。関わっています。
ただし、同い年でも差があります
ここが大事なところです。
同じ年齢、同じような画像所見でも、平気で歩いている方と、階段がつらい方がいます。
画像で変化が見つかったからといって、その変化の分だけ痛むわけではありません。画像の状態と、痛みの強さは一致しないことがよくあります。
では何が違うのか。膝を支える力、股関節と足首の動き、体重の乗せ方、1日の過ごし方。ここは年齢と関係なく、今から変えられる部分です。
「年のせい」で止まると、何が起きるか
現場での実感で申し上げます。
年のせいだと思って動かなくなる。すると支える力が落ちる。さらに膝がつらくなる。だからもっと動かなくなる。この流れがいちばん怖いところです。
年齢そのものより、「年だから」で動かなくなることのほうが、膝には響きます。
年齢では説明できない3つのサイン
次の3つに当てはまるなら、年齢以外の理由を考えたほうがよいということです。
① 片方だけつらい
年齢は、左右の膝に同じように訪れます。片方だけ明らかにつらいのであれば、その膝にだけ何かが起きているということです。
体重の乗せ方の左右差、昔のケガ、股関節や足首の動きの違い。理由は必ずあります。脚の形が気になる方はO脚と膝の痛みの関係をまとめた記事もあわせてご覧ください。
② 去年より、はっきり悪くなった
年齢による変化は、ゆっくり進みます。「半年前は歩けたのに」「去年は階段が平気だった」という短期間の変化は、年齢だけでは説明がつきません。
こういう変化があるときは、一度きちんと確認してください。
③ 日によって、はっきり違う
関節の変化そのものは、日によって行ったり来たりしません。「今日は平気、昨日はつらかった」という差があるなら、日々の使い方が関わっています。
つまり、使い方を変えれば、良い日を増やせるということでもあります。
今日からできる3つのこと
① 座ったまま、膝を伸ばす(10回)
椅子に座って、片脚をゆっくり前に伸ばし、5秒キープして下ろす。左右10回ずつ。
太ももの前は、膝を支える力の中心です。座ったままできるので、痛みがある時期でも続けられます。反動はつけないでください。
② 足首を動かす(20回)
足首が硬いと、着地の衝撃が膝へそのまま届きます。座ったまま、かかとを支点につま先を上下に。
膝そのものより、足首のほうが変わりやすいことがよくあります。
③ 「歩かない日」を作らない
距離は短くて構いません。毎日少しずつのほうが、たまに長く歩くより膝には優しいです。
痛みが強い日は無理をせず、家の中を歩くだけでも十分です。
やってはいけない3つのこと
① 痛いから、と動かないでいる
この記事でいちばんお伝えしたいことです。動かないと支える力が落ち、さらにつらくなります。痛みの手前でやめる形にして、動く量は保ってください。
② サポーターだけで乗り切ろうとする
つらい時期の助けにはなりますが、負担が集まる理由そのものは変わりません。使い方は膝サポーターの使い方をまとめた記事にまとめています。
③ 「年のせい」で確認しないまま過ごす
腫れている、引っかかる、急に悪くなった。こうした変化は年齢では説明できません。年齢のせいにして受診を先送りするのが、いちばん心配です。
どこに相談すべきか迷う方は整形外科と整骨院の役割の違いをまとめた記事をご覧ください。腰痛を例にしていますが、考え方は膝でも同じです。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
次のどれかに当てはまる場合は、その日のうちに医療機関を受診してください。
- 膝が明らかに腫れている、熱をもっている
- 曲げ伸ばしの途中で引っかかって、動かなくなる
- 歩いていて膝が急に崩れる(力が抜ける)
- 体重をかけられないほど痛む
- 短期間で急に悪くなった
- 発熱をともなう膝の痛み
まとめ
- 年齢は関わっています。ただ「年のせい」で終わると、変えられるところまで見えなくなります
- 同い年でも、同じような画像でも、平気な方とつらい方がいます
- 年齢では説明できないサイン … 片方だけつらい/去年よりはっきり悪くなった/日によって違う
- 日によって違うということは、使い方を変えれば良い日を増やせるということです
- できること … 座ったまま膝を伸ばす/足首を動かす/歩かない日を作らない
- やらない … 痛いからと動かない/サポーターだけで乗り切る/年のせいで確認しない
- 腫れ、引っかかり、膝が崩れる、急に悪くなった場合は、その日のうちに医療機関へ
よくいただく質問
Q. レントゲンで「軟骨がすり減っている」と言われました。もう元には戻らないのでしょうか。
A. すり減った軟骨そのものが元の厚さに戻る、ということは残念ながらありません。ただ、ここで知っておいていただきたいのは、画像の状態と痛みの強さが一致しないことがよくある、という点です。同じような画像でも、日常に困っていない方はたくさんいらっしゃいます。逆に言えば、軟骨の厚さ以外の部分——支える力、股関節や足首の動き、体重の乗せ方——を変えることで、日常の楽さは変わります。当院がお手伝いできるのはそちらです。
Q. 何歳からでも、やる意味はありますか。
A. あります。筋肉は年齢に関係なく、使えば応えてくれます。80代の方でも、座ったままの運動を続けて階段が楽になった方はいらっしゃいます。むしろ年齢が上がるほど、動かないことによる低下のほうが早く進みます。だからこそ「歩かない日を作らない」が効いてきます。強い運動は必要ありません。座ったままできることから、毎日少しずつで十分です。
立川で膝の痛みにお悩みの方へ

年齢は、たしかに関わっています。ただ「年のせい」で説明が終わってしまうと、変えられるところまで見えなくなります。同い年でも痛む方と平気な方がいる。その差のほうを見ていきます。
いきげん整骨院では、年齢では説明できない部分を一緒に探します。左右で違う、去年より悪くなった、片方だけつらい。こうした差には、必ず理由があります。
はじめてご相談いただく方の流れ
1いつから、どう変わったかを伺います 去年との違い、左右差、つらくなる場面まで
2膝だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、歩き方や立ち方のクセまで
3ご説明と、続けられるケアまで 年齢のせいにできない部分を、具体的にお伝えします
お名前と「膝の痛みについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 明らかな腫れ、曲げ伸ばしの途中で引っかかって動かなくなる、膝が急に崩れる、外から強い力が加わったあとの痛みがある場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
