

腰が痛いとき、お風呂で温めたほうがいいのか、それとも冷やしたほうがいいのか。
調べると両方出てきます。そして間違えると悪化すると書かれていることもあり、余計に手が出せなくなる。
この記事では、どちらを選ぶかを迷わず決められるようにまとめました。
先に結論をお伝えします。判断の分かれ目は「熱をもっているかどうか」です。そして、腰痛の大半は温めるほうが合っています。
判断の分かれ目は「熱」です

冷やすのは、こういうときです
- ぎっくり腰など、痛くなった瞬間がはっきりしていて、まだ2〜3日以内
- 患部が熱をもっている(手のひらで触れて、他の場所より温かい)
- ぶつけた、転んだあと
- じっとしていてもズキズキと脈打つように痛む
これらに当てはまるなら、最初の2〜3日は冷やしてください。この段階で温めると、痛みが強くなることがあります。
ぎっくり腰の場合の詳しい手順は腰痛と坐骨神経痛の違いをまとめた記事とあわせてご覧ください。
温めるのは、こういうときです
- いつからか分からないけれど、だんだん重くなってきた
- 朝がつらく、動き出すと少し楽になる
- 夕方や、疲れがたまると強くなる
- お風呂に入ると気持ちがいい、楽になる
- ぎっくり腰から数日たって、熱感が引いた
ご相談いただく腰痛の大半は、こちらです。じわじわ続くタイプの腰痛は、温めたほうが合っています。
迷ったときの決め手
それでも分からないときは、こう考えてください。
「お風呂に入ると楽になるか、つらくなるか」
楽になるなら温める段階です。入ったあとに痛みが強くなるなら、まだ冷やす段階か、別の理由を考える必要があります。
体が出している答えのほうが、たいてい正確です。
正しいやり方
冷やすとき
- 時間は1回15〜20分。それ以上は必要ありません
- 保冷剤や氷のうをタオル1枚を挟んで当てる
- 間隔は2〜3時間あける
- 期間は2〜3日まで。それ以上続けないでください
保冷剤を直接肌に当てないでください。凍傷のリスクがあります。感覚が鈍くなってきたらすぐ外してください。
温めるとき
- 湯船に10〜15分。40度前後のぬるめで
- シャワーだけの日は、腰に3分ほど当て続ける
- 使い捨てカイロは肌に直接貼らない(低温やけどの原因になります)
- 温めたあとは、そのまま冷やさないように
熱いお湯に短く入るより、ぬるめに長くのほうが効きます。熱すぎると体が緊張して逆効果です。
温めるだけで終わらせない
ここが大事なところです。
温めると血のめぐりが良くなり、そのぶん動かしやすくなります。この「動かしやすくなった状態」を使わないともったいない。
お風呂上がりに、股関節をゆっくり回す、腰を左右にゆっくりひねる。これを1〜2分するだけで、翌朝の楽さが変わります。
湿布はどちらを選べばいいのか
温感・冷感は「感覚」であって、温度ではありません
ここは誤解が多いところです。
冷感タイプを貼っても、患部の温度が下がるわけではありません。スーッとする成分が入っているだけです。同じように、温感タイプもトウガラシの成分などで温かく感じさせているだけで、実際に温めているわけではありません。
つまり湿布の温感・冷感は、氷や湯船の代わりにはなりません。
では、どう選ぶか
貼ってみて、気持ちがいいほうで構いません。
どちらにも痛みをやわらげる成分が入っているので、その部分の働きは同じです。感覚の好みで選んでいただいて問題ありません。
ただしかぶれやすい方は温感タイプに注意してください。刺激が強いことがあります。
やってはいけない3つのこと
① 熱をもっているのに温める
いちばん避けたいのがこれです。ぎっくり腰の当日にお風呂でしっかり温めて、翌朝動けなくなる。実際によくあります。
痛くなった直後は、まず触って熱を確かめてください。
② 冷やす期間を延ばす
3日を過ぎたら、冷やす理由はほとんどありません。冷やし続けると血のめぐりが落ちて、かえって戻りにくくなります。
③ 温めるだけで、動かさない
温めて楽になったら、そこで終わりにしないでください。温めるのは、動かすための準備です。
2週間たっても変わらない場合は腰痛が2週間変わらないときに見直す5つのことをご覧ください。温めるか冷やすか以外に、見落としているものがあるかもしれません。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
次のどれかに当てはまる場合は、温める・冷やすの前に、その日のうちに医療機関を受診してください。
- 発熱をともなう腰の痛み(この場合、温めるのは避けてください)
- おしっこが出にくい、または漏れてしまう
- 両脚にしびれがある
- つま先が上がらない、足に力が入らない
- じっとしていても激しく痛む、夜に痛みで目が覚める
- 転倒や事故のあとに強く痛む
どこに相談すべきか迷う方は整形外科と整骨院の役割の違いをまとめた記事をご覧ください。
まとめ
- 判断の分かれ目は「熱をもっているかどうか」です
- 冷やす … 痛くなった瞬間がはっきりしていて2〜3日以内、熱感がある、ぶつけた
- 温める … だんだん重くなってきた、朝つらい、夕方に強くなる。ご相談の大半はこちらです
- 迷ったら「お風呂で楽になるか、つらくなるか」。体の答えのほうが正確です
- 冷やすのは15〜20分・2〜3日まで。温めるのはぬるめの湯に10〜15分
- 湿布の温感・冷感は感覚であって温度ではありません。気持ちがいいほうで構いません
- 温めたら、そのあと1〜2分動かす。温めるのは動かすための準備です
- 発熱をともなう腰痛は温めず、その日のうちに受診してください
よくいただく質問
Q. ぎっくり腰になった日、お風呂に入ってもいいですか。
A. 痛くなった当日は、湯船につかるのは避けてください。この時期に温めると、翌朝さらに動けなくなることがあります。体を清潔にしたい場合は、ぬるめのシャワーを短時間で済ませ、腰に長く当てないようにしてください。熱感が引いてくる2〜3日後からは、逆に温めたほうが回復が進みます。触ってみて他の場所と同じ温度に戻っていたら、湯船に切り替えてかまいません。
Q. 腰痛用の温熱シートは、湯船の代わりになりますか。
A. 部分的には代わりになります。使い捨てカイロや温熱シートは、実際にその部分の温度を上げるので、湿布の温感タイプとは違って「本当に温めている」といえます。ただし湯船のように全身の血のめぐりを良くする効果はありません。外出中や職場で使うには便利ですが、可能な日は湯船をおすすめします。なお、肌に直接貼るタイプは低温やけどに注意してください。就寝中の使用は特に避けてください。
立川で腰痛の手当てにお悩みの方へ

温めるか冷やすかは、「今その腰がどの段階にあるか」で決まります。どちらか一方が正解ではありません。迷ったまま何もしない時間が、いちばんもったいないところです。
いきげん整骨院では、今日は温めていいのか、まだ冷やす段階なのかを、実際の状態を見たうえでお伝えします。判断がつかない段階でのご相談で構いません。
はじめてご相談いただく方の流れ
1いつ、どう痛くなったかを伺います きっかけの有無、熱感や腫れ、痛みの出方まで
2腰だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、1日の過ごし方まで
3ご説明と、今日からの手当てまで 温める時間や回数まで、具体的にお伝えします
お名前と「腰痛の手当てについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 脚のしびれ、つま先が上がらない、排尿の異常をともなう場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
