

朝はなんともないのに、夕方になると腰が重くなる。
立ち上がるときに「よいしょ」と言ってしまう。帰りの電車で座れると、正直ほっとする。
立川のいきげん整骨院にも、デスクワークの方からのこうしたご相談をよくいただきます。そして多くの方が、こう考えています。
「良い椅子に買い替えれば解決するのかな」
気持ちは分かります。ただ、そこに答えがあることは、思ったより少ないです。
この記事では、
- なぜ座っているだけで腰が痛くなるのか
- 30分に1回、何をすればいいのか
- 椅子と机で今日直せる3か所
- やってはいけないこと
- すぐに医療機関を受診してほしいサイン
を順番にお伝えします。立川でデスクワークの腰痛にお困りの方が、今日から職場で変えられることを持ち帰れる内容を目指しました。
目次
- 1. なぜ座っているだけで腰が痛くなるのか
- 2. 30分に1回、何をすればいいのか
- 3. 椅子と机で、今日直せる3か所
- 4. やってはいけないこと
- 5. すぐに医療機関を受診してほしいサイン
- 6. まとめ
- 7. よくいただく質問
1. なぜ座っているだけで腰が痛くなるのか
座るほうが、腰にとっては楽ではありません
「座って休む」という言い方をしますが、腰にとってはそうとも限りません。
立っているときは、体重が骨盤から脚を通って床に流れていきます。ところが座ると、その流れがなくなり、上半身の重さを骨盤と腰まわりで受け止めることになります。背中を丸めて座ると、その負担はさらに増えると言われています。
つまり座位は、腰にとって「休んでいる姿勢」ではなく「別の負担がかかっている姿勢」です。
いちばんの問題は、姿勢そのものより「続くこと」
ただ、ここで強調したいのは姿勢の善し悪しではありません。
同じ姿勢が続くこと自体が負担です。
どれだけ理想的な座り方をしていても、2時間動かなければ腰は固まります。逆に、多少崩れた座り方でも、こまめに動いている人のほうが夕方につらくなりにくい。現場でご相談をうかがっていると、この傾向をはっきり感じます。
お尻と股関節が固まると、腰が代わりに働く
長く座っていると、お尻の筋肉は使われないまま押しつぶされ、股関節の前側は縮んだままになります。
この状態で立ち上がると、本来お尻と股関節が担うはずの仕事を、腰が肩代わりすることになります。「立ち上がる瞬間がいちばんつらい」という方が多いのは、これが理由のひとつです。
2. 30分に1回、何をすればいいのか

結論から言うと、立つだけで構いません。
ストレッチをしなければ意味がない、と思われがちですが、まず必要なのは「同じ姿勢を切る」ことです。ハードルを上げると続かないので、最初はここだけで十分です。
やること1:とにかく1回立つ(5秒)
立ち上がって、また座る。それだけです。コピーを取りに行く、水を汲みに行く、といった用事とセットにすると忘れにくくなります。
スマホやパソコンのタイマーを30分でセットしておくのが、いちばん確実です。意志ではなく仕組みで続けてください。
やること2:立ったままお尻をきゅっと締める(5秒×3回)
立った状態で、お尻の筋肉に力を入れて5秒キープ。3回繰り返します。
座っている間ずっと休んでいたお尻に、もう一度スイッチを入れる作業です。地味ですが、これがあるとないとで、立ち上がりの感じが変わってきます。
やること3:胸を開いて、軽く上を向く(5秒)
両手を腰に当てて、胸を天井へ向けるように軽く反らせます。痛みが出るところまで反らさないでください。気持ちいい範囲で止めます。
3つ合わせても30秒かかりません。これを1日に何回入れられるかが、夕方の腰の重さを分けます。
3. 椅子と机で、今日直せる3か所
1.足の裏が床につく高さにする
足が浮いていると、その分の重さを腰で支えることになります。椅子を下げるか、足元に台や本を置いて、足の裏全体が床につく状態にしてください。
2.お尻を背もたれまで入れて座る
浅く腰かけて背もたれに寄りかかると、背中が丸まって腰が後ろに倒れます。お尻を奥まで入れてから背もたれを使うと、腰のカーブが保たれます。
3.画面の上端が、目の高さか少し下
画面が低いと、首が前に出て、背中が丸まり、最終的に腰に返ってきます。ノートパソコンの方は、台や箱で本体を上げて外付けキーボードを使うと、この3つが一度に解決します。
4. やってはいけないこと
1.痛くなってから対処する
夕方につらくなってからストレッチをしても、遅いことが多いです。まだ痛くない午前中から、30分に1回を入れておく。予防のほうが、はるかに手間がかかりません。
2.背もたれに完全に体を預けきる
一見楽ですが、骨盤が後ろに倒れて腰が丸まった状態が固定されます。ときどき使うのは構いませんが、それが基本の姿勢にならないようにしてください。
3.足を組んだまま長時間過ごす
組むこと自体が悪いというより、左右どちらかに偏ったまま固定されるのが問題です。どうしても組むなら、こまめに組み替えてください。
4.コルセットを常用する
痛みが強い時期に一時的に使うのは助けになります。ただ、デスクワーク中にずっと巻いていると、支える仕事を道具に預けたままになります。詳しくは腰痛用コルセットの正しい使い方をご覧ください。
どれもよくあることです。当てはまっても落ち込まないでください。今日から変えれば間に合います。
5. すぐに医療機関を受診してほしいサイン
デスクワークの腰痛の多くは、負担のかけ方を変えていくことで落ち着いていきます。ただし、次に当てはまる場合は、整骨院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
- お尻から脚にかけて、しびれが出ている
- つま先が上がらない、脚に力が入らない
- おしっこが出にくい、股の間の感覚が鈍い → これは急いで受診してください
- 安静にしていてもズキズキ痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱をともなう、がんの治療歴がある
どういう場合に画像検査が必要になるかは、腰痛でMRI検査が必要なケースにまとめています。急に「ピキッ」ときて動けなくなった場合は、ぎっくり腰の最初の48時間にやることもあわせてご覧ください。
立川のいきげん整骨院でお伝えしていること

当院では、座り方そのものより1日の中でどこに区切りを入れられるかを一緒に考えます。職場の環境は人それぞれなので、続けられない形を渡しても意味がないからです。
現場で長く腰のご相談をうかがってきて実感しているのは、「完璧な姿勢」を目指した方より、「30分に1回立つ」を続けた方のほうが、結果的に楽になっているということです。
6. まとめ
- 座位は腰にとって「休んでいる姿勢」ではなく、別の負担がかかっている姿勢
- 姿勢の善し悪しより、同じ姿勢が「続くこと」が問題
- お尻と股関節が固まると、その仕事を腰が肩代わりする
- 30分に1回、立つだけでいい。タイマーで仕組みにする
- 余裕があれば、お尻を締める・胸を開く。3つで30秒
- 椅子は「足裏が床につく高さ」「お尻を奥まで」「画面は目の高さか少し下」
- 痛くなってから対処しない。午前中から入れておく
- しびれ、脱力、排尿の異常があるときは、先に医療機関へ
- 立川でデスクワークの腰痛にお困りの方は、続けられる区切り方から一緒に考えます
よくいただく質問
Q. 高機能なワークチェアに買い替えれば、腰痛は解決しますか?
A. 椅子を変えて楽になる方はいますが、それだけで解決するとは限りません。どんなに良い椅子でも、同じ姿勢が続くこと自体は変えられないからです。買い替えを検討されるなら、まず「30分に1回立つ」を2週間試してみて、それでも夕方につらいかどうかを見てからのほうが判断しやすいです。
Q. 立ち仕事用のスタンディングデスクにすれば良いのでしょうか?
A. 立ちっぱなしも、座りっぱなしと同じで同一姿勢の持続です。立ちと座りを切り替えられることに意味があるので、「立ちに固定する」のではなく「切り替えの選択肢が増える」と考えてください。
立川でデスクワークの腰痛にお悩みの方へ
デスクワークの腰痛は、椅子を変えれば解決する、というものではありません。同じ姿勢が続くこと自体が負担なので、どこで区切りを入れるかのほうが効いてきます。
いきげん整骨院では、まず今の座り方と、1日の中で腰にどう負担がかかっているかを一緒に確認していきます。「そこまでひどくないけれど、夕方になるとつらい」という段階でのご相談で構いません。
はじめてご相談いただく方の流れ
11日の過ごし方をうかがいます 座っている時間、休憩の取り方、痛くなる時間帯
2腰だけでなく全身を確認します 股関節・背中・足首の動き、実際の座り方まで
3ご説明と、続けられる形まで 職場で無理なくできる区切り方に落とします
お名前と「デスクワークの腰痛について」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 脚のしびれ、つま先が上がらない、排尿の異常をともなう場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
