

しばらく歩いていると、足がしびれてくる。太ももやふくらはぎが重くなって、それ以上進めない。
ところが少し座って休むと、また歩けるようになる。
この「歩く→つらくなる→休むと戻る→また歩ける」という繰り返しには、間欠性跛行(かんけつせいはこう)という名前がついています。腰の神経の通り道が狭くなっているときに出やすい、特徴的な出方です。
この記事では、ご自身で確かめられる3つのポイントと、なぜこの症状だけは早めに確認したほうがよいのかを、立川の整骨院の立場からまとめました。
3つのセルフチェック

① 休むと戻りますか
いちばん大事なチェックです。
歩いてつらくなっても、2〜3分座って休むとまた歩ける。この繰り返しがあるなら、間欠性跛行の可能性があります。
ここで確かめていただきたいのが、「何分・何メートルで出るか」です。5分なのか、20分なのか。前は駅まで歩けたのに今は途中で休むのか。この数字を言えるだけで、相談がまったく違う速さで進みます。
② 前かがみになると楽になりますか
これも特徴的です。
自転車なら長く乗れる。スーパーのカートを押しているときは平気。上り坂より下り坂のほうがつらい。思い当たるものはありませんか。
いずれも前かがみの姿勢という共通点があります。前かがみになると神経の通り道が広がるため、症状が軽くなるのです。
逆に、背筋を伸ばして立ち続けるとつらくなるのも同じ理由です。
③ 座っているときは平気ですか
座っていれば何ともないのに、歩き出すと出てくる。この場合も同じ方向を示しています。
一方で、座っていても痛む、夜に痛みで目が覚めるという場合は、別のことを考える必要があります。この記事の内容にあてはめず、早めに受診してください。
3つの答えの読み方
- 3つとも「はい」 … 間欠性跛行の可能性が高い状態です。整形外科での確認をおすすめします
- ①だけ「はい」で、休んでも戻らない日がある … 早めに受診してください
- 座っていても痛む、夜も痛む … この記事の枠にあてはめず、受診してください
なぜ、この症状は早めに確認したほうがよいのか
足の血管が原因のこともあるからです
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
「歩くと足がつらくなり、休むと戻る」という出方は、腰の神経だけでなく、足の血管が細くなっている場合にも起こります。
見分ける手がかりのひとつが、前かがみで楽になるかどうかです。腰が原因なら前かがみで楽になりますが、血管が原因の場合は姿勢に関係なく、止まって休めば戻ります。
足が冷たい、片足だけ色が違う、傷が治りにくいといったことがあれば、整骨院より先に医療機関へ行ってください。これは整骨院で扱う範囲ではありません。
整骨院では画像を撮れません
神経の通り道がどうなっているかは、画像でなければ分かりません。整骨院にはレントゲンもMRIもありません。
この症状に関しては、まず整形外科で確認していただくのがいちばん確実です。そのうえで「手術するほどではない」「様子を見ましょう」と言われた段階から、日常の負担を整理していくのが整骨院の役割です。
詳しくは整形外科と整骨院の役割の違いをまとめた記事にまとめています。
坐骨神経痛とは、出方が違います
どちらも脚にしびれが出ますが、坐骨神経痛は姿勢や動作で出ることが多く、こちらは「歩いた距離」で出ます。
違いについては腰痛と坐骨神経痛の違いをまとめた記事をご覧ください。
受診までのあいだ、日常でできること
休む前提で歩く
「休まず歩き切ろう」としないでください。つらくなる手前で座る。これを繰り返すほうが、結果的に長く歩けます。座り方そのものが気になる方は座っているときに腰で何が起きているかをまとめた記事もご覧ください。
外出前に、途中で座れる場所を決めておくと気持ちが楽になります。
カートや杖を使う
買い物のときはカートを押す。散歩のときは杖を使う。どちらも前かがみを作れるので、楽に歩ける距離が伸びます。
現場での実感ですが、「杖はまだ早い」と我慢して外出そのものが減ってしまう方が、いちばんもったいないです。道具は歩くために使うものです。
歩かない日を作らない
つらいからと動かないでいると、支える力が落ちてさらに歩けなくなります。距離を短くしてもいいので、毎日少しずつ歩いてください。
やってはいけない3つのこと
① 痛みを我慢して歩き続ける
「鍛えれば治る」と思って我慢するのは逆効果です。つらくなる手前で休むが原則です。
② 腰を反らすストレッチをする
前かがみで楽になるということは、反らすとつらくなるということです。腰を反らす体操は避けてください。
③ 「年のせい」で確認しないまま過ごす
いちばん心配なのがこれです。この症状は、確認しておいたほうがよい理由がはっきりある症状です。年齢のせいにして放置しないでください。
すぐに医療機関を受診してほしいサイン
次のどれかに当てはまる場合は、その日のうちに医療機関を受診してください。
- おしっこが出にくい、または漏れてしまう
- 肛門やお尻まわりの感覚が鈍い
- 両脚にしびれがある
- つま先が上がらない、足に力が入らない
- 休んでも症状が戻らなくなってきた
- 足が冷たい、片足だけ色が違う、足の傷が治りにくい
- じっとしていても痛む、夜に痛みで目が覚める
まとめ
- 歩くと足がしびれ、休むと戻る。この繰り返しを間欠性跛行といいます
- 確かめること … 休むと戻るか/前かがみで楽になるか/座っているときは平気か
- 「何分・何メートルで出るか」を言えるようにしておくと、相談が早く進みます
- 足の血管が原因のこともあります。足の冷たさ、色の違い、治りにくい傷があれば先に医療機関へ
- 整骨院では画像を撮れません。この症状はまず整形外科での確認をおすすめします
- できること … つらくなる手前で休む/カートや杖を使う/歩かない日を作らない
- やらない … 我慢して歩き続ける/腰を反らす/「年のせい」で確認しない
よくいただく質問
Q. 歩ける距離がだんだん短くなっている気がします。急いだほうがいいですか。
A. はい、早めに確認されることをおすすめします。歩ける距離が短くなってきているというのは、それ自体が変化のサインです。「前は駅まで歩けたのに、今はコンビニで一度休む」といった具体的な変化があれば、それをそのまま医師にお伝えください。距離の変化は、画像だけでは分からない大事な情報です。なお、休んでも戻らない日が出てきた場合は、様子を見ずに受診してください。
Q. 整形外科で「手術するほどではない」と言われました。このあとはどうすればいいですか。
A. その言葉は「何もしなくてよい」という意味ではありません。手術の対象ではない、というだけです。実際、この段階でご相談いただく方が当院ではいちばん多いです。歩ける距離を保つために、股関節や足首の動きを整え、腰に負担が集まる理由を減らしていく。ここが整骨院の担当範囲になります。診断を受けたうえでのご相談は、こちらとしても進めやすいので、そのままお持ちください。
立川で歩くと足がしびれる方へ

歩くと出て、休むと戻る。この出方をする場合、整骨院で扱う範囲かどうかを最初にはっきりさせる必要があります。まず確かめる、というのがこの記事の立場です。
いきげん整骨院では、医療機関で確認していただいたほうがよい場合は、その理由をはっきりお伝えします。そのうえで、日常の中で腰への負担が集まっている理由を一緒に整理していきます。
はじめてご相談いただく方の流れ
1どんなときに出るかを伺います 歩ける距離、休むと戻るか、前かがみで楽になるか
2腰だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、立ち方や歩き方のクセまで
3ご説明と、次の一歩まで 受診をおすすめする場合は、その理由もお伝えします
お名前と「歩くと足がしびれることについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 脚のしびれ、つま先が上がらない、排尿の異常をともなう場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
