

「腰が痛いんです」とご相談にみえた方に、もう少し詳しくうかがっていくと、実は痛いのは腰ではなくお尻から脚にかけてだった。立川のいきげん整骨院では、こういうことがよくあります。
逆に「坐骨神経痛だと思うんです」とおっしゃる方が、実際には脚に何も出ていないこともあります。
この2つは、混同されやすいのに、考えることがまるで違います。そして「どちらなのか」で、まず相談すべき場所も変わってきます。
この記事では、
- 腰痛と坐骨神経痛は何がどう違うのか
- 坐骨神経痛が起きる背景
- 自分でできる見分け方のヒント3つ
- すぐに医療機関を受診してほしいサイン
- やってはいけないセルフケア
を順番にお伝えします。立川で腰の痛みにお困りの方が、自分がどちら寄りなのかを整理できるようになることを目指した内容です。
目次
- 1. 腰痛と坐骨神経痛は、何がどう違うのか
- 2. 坐骨神経痛が起きる背景
- 3. 自分でできる見分け方のヒント3つ
- 4. すぐに医療機関を受診してほしいサイン
- 5. やってはいけないこと
- 6. まとめ
- 7. よくいただく質問
1. 腰痛と坐骨神経痛は、何がどう違うのか
どちらも「病名」ではありません
まず前提から。腰痛も坐骨神経痛も、病名ではなく症状名です。
「腰が痛い」という状態を腰痛と呼び、「坐骨神経の通り道に沿って痛みやしびれが出ている」状態を坐骨神経痛と呼んでいるだけです。どちらも、その奥に別の背景があります。
ここを押さえておかないと、「坐骨神経痛と言われた」=「診断がついた」と思ってしまい、その先を確認しないまま時間が過ぎてしまいます。
違いは「痛む場所」と「広がり方」
いちばん分かりやすい違いはここです。
腰痛は、腰そのものが痛い。ベルトのあたり、背骨の脇、腰の左右。痛む範囲は腰にとどまります。急に「ピキッ」ときて動けなくなるタイプについては、ぎっくり腰の最初の48時間にやることで詳しく解説しています。
坐骨神経痛は、お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先へと、線のようにつながって症状が出ます。坐骨神経は腰から出て脚の後ろ側を下っていく、体の中でいちばん太くて長い神経です。その通り道に沿うので、範囲が「点」ではなく「線」になります。
しびれ、ピリピリ感、ジンジンする感じ、脚に力が入りにくい感じ。こうした神経らしい症状が出るのも坐骨神経痛の特徴です。腰痛だけなら、通常しびれは出ません。
両方あることも珍しくありません
ただし、この2つは「どちらか一方」ではありません。
- 腰だけが痛い
- 腰は平気で、お尻から脚だけがつらい
- 腰も痛いし、脚にもしびれがある
どれもあります。実際にご相談でいちばん多いのは3つ目です。「腰痛があって、そこに坐骨神経痛が重なっている」という状態ですね。
2. 坐骨神経痛が起きる背景
坐骨神経痛は症状名なので、その奥に必ず理由があります。代表的なものを挙げます。ただし、外から見ただけで断定はできません。あくまで「どういう可能性があるか」として読んでください。
中高年の方に多いもの
背骨の中を通る神経の通り道が狭くなることで、脚に症状が出るタイプがあります。50代以降の方に多く、歩いているとしびれてきて、少し休むとまた歩けるという出方をすることがあります。
若い世代から中年に多いもの
背骨の間のクッションが後ろに出て、神経を圧迫するタイプです。前かがみで悪化しやすく、咳やくしゃみで脚に響くことがあります。
お尻の筋肉が関わっているケース
背骨ではなく、お尻の奥にある筋肉が硬くなって、その下を通る坐骨神経を刺激しているというケースもあります。長時間の座り仕事、片側に体重をかけて立つクセ、運転が長い方などに見られます。
このタイプは画像に写らないので、「画像では異常なし」と言われた方の中に含まれていることがあります。どういう場合に画像検査が必要になるかは、腰痛でMRI検査が必要なケースにまとめています。
3. 自分でできる見分け方のヒント3つ
診断ではありません。相談に行くときに伝える材料を集めるつもりで確認してみてください。この3つを伝えられるだけで、話が早く進みます。
ヒント1:前かがみになると、楽ですか、つらいですか
- 前かがみで楽になる … 買い物カートを押していると歩けるが、背筋を伸ばすとつらい
- 前かがみでつらくなる … 洗面台で顔を洗う姿勢、靴下をはく姿勢がきつい
どちらに当てはまるかで、背景として考えられるものが変わります。正反対の傾向なので、ここは特に重要です。
ヒント2:歩いていると出てきて、休むと戻りますか
しばらく歩くと脚がしびれてくる。少し座って休むと、また歩ける。この繰り返しがあるかどうか。
この出方がある場合は、それだけで伝える価値のある情報です。「何分くらい歩くと出るか」まで分かると、なお良いです。
ヒント3:咳やくしゃみで、脚に響きますか
咳やくしゃみをした瞬間に、腰だけでなく脚のほうまでビリッと響く。これがあるかどうかも、判断の材料になります。
4. すぐに医療機関を受診してほしいサイン
坐骨神経痛の多くは、時間の経過とともに落ち着いていきます。ただし、次に当てはまる場合は、整骨院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
- おしっこが出にくい、失禁する、股の間の感覚が鈍い → これは急いで受診してください
- 両脚にしびれが出ている
- つま先が上がらない、階段を踏み外しそうになる(力が入らない感じ)
- しびれの範囲が日ごとに広がっている
- 転倒や事故のあとから症状が出た
- 発熱をともなう、がんの治療歴がある、骨粗しょう症と言われている
頻度としては多くありませんが、時間が結果を左右する種類の問題が含まれています。「様子を見よう」ではなく、確認できるところで確認してください。
5. やってはいけないこと
1.しびれている場所を強く揉む
しびれは、神経が刺激を受けているサインです。その場所を強く揉んでも刺激が増えるだけで、症状が長引くことがあります。「揉んでほぐす」で解決する種類の症状ではありません。
2.痛い方向へ無理にストレッチする
「伸ばせば良くなる」と思って、脚を引き寄せたり、腰を反らせたりを痛みを我慢して続ける。これは逆効果になることがあります。痛みやしびれが強くなる方向へは動かさない、が原則です。
3.長期間じっと安静にする
急性期に無理をしないのは正しいのですが、何週間も動かずにいると、かえって戻りにくくなります。痛みの範囲で日常の動きを続けるほうが、経過は安定しやすいと考えられています。
4.同じ姿勢を長く続ける
座りっぱなし、立ちっぱなし、運転しっぱなし。30〜40分に一度、姿勢を変える。それだけで負担のかかり方が変わります。痛みが強い時期にコルセットで支える場合は、腰痛用コルセットの正しい使い方もあわせてご覧ください。
どれもよくあることです。当てはまっても落ち込まないでください。今日から変えれば間に合います。
立川のいきげん整骨院でお伝えしていること
当院では、しびれや脱力をともなう場合、まず医療機関での確認をおすすめしています。そのうえで、「画像では大きな異常はないと言われたが、日常が不便」という段階のご相談を多くいただきます。
腰だけでなく、股関節や足首の動き、座り方や立ち方のクセまで含めて確認し、なぜその神経に負担がかかる使い方になっているのかを一緒に整理していきます。
現場で長く腰のご相談をうかがってきて実感しているのは、「自分がどちら寄りなのか」を言葉にできるようになった方は、その後の判断が早くなるということです。だから当院では、まずここの整理に時間を使っています。
6. まとめ
- 腰痛も坐骨神経痛も病名ではなく症状名。奥に別の背景がある
- 違いは痛む場所と広がり方。腰痛は腰にとどまり、坐骨神経痛はお尻から脚へ線のようにつながる
- しびれが出るのは坐骨神経痛の特徴。腰痛だけなら通常しびれは出ない
- 両方が重なっていることも珍しくない
- 見分けのヒントは3つ。前かがみで楽かつらいか/歩くと出て休むと戻るか/咳やくしゃみで脚に響くか
- 排尿の異常、両脚のしびれ、力が入らない、しびれが広がるは、急いで医療機関へ
- しびれを強く揉まない、痛い方向へ無理に伸ばさない、長期の安静にしない
- 立川で腰の痛みやしびれにお困りで、どちらか分からないという方は、まず整理するところからご相談ください
よくいただく質問
Q. 坐骨神経痛と言われましたが、整骨院でも診てもらえますか?
A. しびれや脚の力が入りにくい感じがある場合は、まず整形外科などの医療機関での確認をおすすめしています。そのうえで「画像では大きな異常はないと言われたが日常が不便」という段階でしたら、体の使い方の面からご相談いただけます。判断に迷う段階でのご相談も歓迎します。
Q. 腰は痛くないのに、お尻から脚だけがしびれます。これも腰が原因ですか?
A. その可能性はありますが、断定はできません。坐骨神経は腰から出て脚の後ろを下っていくため、腰に痛みがなくても脚に症状が出ることがあります。一方で、お尻の奥の筋肉が神経を刺激しているケースもあります。前かがみで楽かつらいか、歩くと出て休むと戻るか、この2点を確認したうえでご相談ください。
立川で腰の痛み・脚のしびれにお悩みの方へ

しびれや脚の力が入りにくい感じがある場合は、まず整形外科などの医療機関での確認をおすすめしています。当院がお役に立てるのは、そのうえで「画像では大きな異常はないと言われたが、日常が不便」という段階です。
「腰痛なのか坐骨神経痛なのか、自分でも分からない」という状態からのご相談で構いません。まずそこを一緒に整理するところから始めます。
はじめてご相談いただく方の流れ
1どこが、どう痛むかを整理します 腰なのか脚なのか、しびれの範囲、出るタイミング
2腰だけでなく全身を確認します 股関節・足首の動き、座り方や立ち方のクセまで
3ご説明と、続けられるケアまで なぜ負担がかかっているのかをお伝えし、ご自宅でのケアに落とします
お名前と「腰と脚のしびれについて」とだけお送りいただければ、こちらからご案内いたします。
当院は完全予約制です。
| 院名 | いきげん整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0011 東京都立川市高松町3-10-5 クリエ石川 |
| アクセス | JR立川駅から徒歩7分/多摩モノレール立川北駅から徒歩5分 |
| 受付時間 | 10:00〜13:00/16:00〜19:30 |
| 休診日 | 木曜日(終日)・土曜日午後・日曜日・祝日・子供の行事 |
| 電話番号 | 042-523-8823 |
※ 排尿の異常、両脚のしびれ、つま先が上がらない、しびれの範囲が広がっている、といった場合は、当院より先に整形外科などの医療機関へご相談ください。
